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複数の住宅が流された現場周辺で捜索活動を続ける警察官ら=2024年9月25日午前8時25分、石川県輪島市久手川町、有元愛美子撮影
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 記録的な豪雨に見舞われた石川県の能登半島では25日早朝から、連絡が取れない住民の捜索が再開された。現地の消防によると、同日午前9時10分ごろ、輪島市内で1人が発見され、その場で死亡が確認された。死者は計9人となった。

 県の24日午後4時時点のまとめでは、死者は輪島市で6人、珠洲市で1人。消防によると、同日夜に珠洲市で新たに女性1人の死亡が確認されていた。

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 現地の消防によると、3人が安否不明となっている輪島市久手川(ふてがわ)町を流れる塚田川周辺で、土砂や流木がたまった場所を1メートルほど掘ると、白い車が見つかった。車から2メートルほど離れた場所で、土砂の中にうつぶせで埋まっている女性を自衛隊が発見した。年齢は不明。

 奥能登広域圏事務組合消防本部によると、久手川町では午前6時から、消防と警察、自衛隊の計440人で捜索している。

 また、県は25日午前、豪雨後に連絡がつかない安否不明者1人の名前を新たに発表した。同日午前10時時点の安否不明者は6人。県によると、このほかに珠洲市、能登町で1人ずつ行方不明者がいる。

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