【鷹の爪動画】世界最大!過酷な選挙戦 驚きのインド総選挙=(C)DLE/朝日新聞社
人口が世界一と言われるインドで総選挙が行われました。投票期間が1カ月半にわたり、最高気温が50度近くの地域もある、過酷な選挙戦になりました。
Q インドの総選挙はどういったもの?
A 日本の国会議員にあたる下院議員の選挙などが行われ、543人の議員を決めた。投票できる有権者は約9億7千万人に上り、投票所は100万カ所。選挙にかかる費用は約2兆円とも推計されている。今回、選挙に出た候補者は8千人超に上るなど、「世界最大の選挙」とも呼ばれる。
選挙スタッフや警備にあたる隊員を配置するため、投票は4月19日~6月1日に7回に分けて実施。ジャングルや湖の真ん中にある島、砂漠地帯にも投票所が設けられ、有権者が1人しかいない投票所もあった。
Q 日本と違う仕組みもあるの?
A インドでは、1人の候補者が二つの選挙区に立候補することが認められている。実際、今回も野党側の指導者が二つの選挙区に出馬して両方とも当選したため、どちらか一方の選挙区では後日、補欠選挙が行われる。
投票は電子投票機を使い、選びたい候補者の名前が付いたボタンを押す形だ。読み書きができない国民も多いため、政党ごとに決められたシンボルマークも目印として記されている。
例えば、与党のインド人民党(BJP)なら「ハスの花」、最大野党の国民会議派なら「手のひら」。他にも、ゾウやオートリキシャ、クリケットのバットもあれば、電球やドアノブ、防犯カメラといったものまである。
Q 選挙の争点はなんだった…