組織率の右肩下がりに歯止めをかけようと、労働組合が組合員の拡大に躍起になっています。労組はどんな手で、組合無関心層を振り向かせようとしているのでしょうか。そもそも働き手には、労組に入るとどのようなメリットが期待できるのでしょうか。
現役校長が無料で模擬面接
「担任を持ったときの学級経営で気をつけようと思っていることはありますか」
厳しい顔の現職校長2人が繰り出す質問に、リクルートスーツ姿の女性受講生が時に考えながら答えていく。10分後にやり取りは終了。一息ついた受講生に、校長が優しい表情でアドバイスした。「緊張して早口になっていた。慌てずに笑顔で答えたらもっといいと思いますよ」

7月下旬、千葉県成田市で開かれた教員採用試験対策学習会だ。2次選考を翌月に控え、県教職員組合印旛支部が主催。約30人の受講生が4時間にわたって面接や模擬授業のノウハウを学んだ。
職場に労働組合があるかどうかさえ知らない人が増えている現状。そんな中、壊れたエアコンを修理してほしいなど切実な思いで組合結成に踏み切る労働者もいます。記事後半では、労組の「組織拡大」の意義を働く側の立場からも考えます。
支部が対策学習会を始めたの…





