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書道パフォーマンス甲子園用の紙を裁断する愛媛県四国中央市教育委員会の職員=2024年5月23日午前11時52分、同市の伊予三島運動公園体育館、堀江泰史撮影
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 全国の高校生が参加して7月に愛媛県四国中央市で開かれる第17回書道パフォーマンス甲子園の本戦で使う紙の裁断作業が23日、市内の伊予三島運動公園体育館であった。市教育委員会の職員ら約20人が参加し、縦4メートル、横約3メートルの紙を184枚切り出した。本番で2枚を貼り合わせて横6メートルの用紙にする。

 職員は長さ300メートル、幅3.1メートルのロール紙を体育館いっぱいに伸ばしながら、木の棒の先にくくりつけたカッターナイフで1枚ずつ切り出した。本番用以外に本戦出場校の練習用も用意した。ロール紙は市内に本社を置く丸住(まるすみ)製紙が無償で提供している。

 今年4月に市職員に採用された徳重朝美さん(19)は、北九州市出身で福岡県立八幡中央高校の元書道部員。高校2年と3年時に書道パフォーマンス甲子園の本戦に出場し、3年時は4位だった。

 市教委の書道パフォーマンス甲子園振興室に配属され、この日の作業に初めて参加した。「市職員がこんな裏方の仕事をしていることを知って驚きました。緊張感を持って作業できました。楽しんで悔いの残らない演技を期待しています」と話した。

 大会は7月28日、同体育館で催され、予選を突破の21校と、すでに出場が決まっている復興応援枠の石川県内の2校の計23校が出場。21校は6月14日に発表される。(堀江泰史)

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