息を合わせて筆を走らせる高松高校の部員=2024年6月15日午前11時39分、高松市サンポート、土居恭子撮影
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 【香川】書の美しさだけでなく、曲に合わせた演技や所作の完成度も競い合う「うどん県書道パフォーマンス大会」が15日、高松市の高松シンボルタワーであった。

 この大会は2012年から始まり、13回目。今回は県内の高校から20チームが参加した。各校の部員はおそろいの袴(はかま)を着て、縦4メートル、横6メートルの紙に練習の成果を発揮した。

 優勝は高松商業、準優勝は観音寺総合、3位は高松東だった。

 高松高校は2年生7人が参加。部員が話し合って決めたテーマ「芯の強さ」を表現するため、西郷隆盛の漢詩の一節「雪に耐えて梅花麗し」と大書し、梅の花も描き入れた。梅花をイメージして赤い和傘を使ったパフォーマンスも披露した。

 部長の真田有咲さん(17)は「反省もあったかもしれないけど、みんな笑顔で出来たので今までで一番よかった」と話した。(土居恭子)

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