Smiley face

 群馬県高崎市がこの夏、共働きなどで保護者が昼間に家庭にいない小学生約200人を日中に市の施設で預かっている。有料の子育て支援策だ。保護者からは「仕事を休まなくて済む」と好評で、市は冬休みや春休みにも一時預かり事業を実施することを検討している。

写真・図版
オセロを楽しむ子供たちとスタッフ(左から3人目)=2025年8月1日午前10時36分、群馬県高崎市、織田一撮影

 市総合保健センター(高松町)と5支所で先月22日から、平日の午前7時半~午後6時半に預かっている。今月29日までで利用料は原則、児童1人終日利用で2万円。事前の申込制で、市によると計202人が利用している。1年生が53人と最も多く、3年生42人、2年生と4年生が各41人と続く。

 各施設に市教委職員または元教員1人、市職員、教職課程の大学生ら計5~20人前後が配置されている。45分~1時間の自習のほかは大半は自由時間。スマートフォンの持ち込みは禁止だ。今月上旬、100人以上の児童が過ごす市総合保健センターを訪ねると、子供たちが輪投げやトランプ、ボードゲームなどの周りに集まり、歓声をあげていた。

写真・図版
輪投げで遊ぶ子供たち=2025年8月1日午前10時31分、群馬県高崎市、織田一撮影

 高崎市は、就労や介護、病気…

共有