東京都議会は10日、臨時会を開き、都議会自民党の政治資金パーティーをめぐる裏金問題を受け、宇田川聡史氏が議長を辞任した。後任には第2会派である都民ファーストの会の増子博樹氏が選ばれた。19日には第1回定例会が開会予定で、立憲民主党や共産党は裏金問題の実態解明に向けた追及を強める構えだ。
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裏金問題をめぐっては、自民の都議ら計26人が、パーティー券の売り上げのうち販売ノルマ超過分を会派に納めず、政治資金収支報告書に記載していなかったことが明らかになっている。宇田川氏も計138万円の不記載があり、議長を辞任する意向を示していた。
議長は第1会派から選出する…