すき家が10月1日に発売する「やわらかチキンカレー」。ルーは甘口に変わり、特製辛口ソースがついてくる=東京都港区港南2丁目、宮崎健撮影

 牛丼チェーン「すき家」は10月1日、牛丼と並ぶ看板商品のカレーをリニューアルする。これまで少しスパイシーだったルーを、子どもなど辛さが苦手な人も食べやすい甘口に切り替え、好みに応じてかける「特製辛口ソース」を一緒に提供する。幅広い客層を取り込む狙いだ。

 すべてのカレーメニューが、新カレーに切り替わる(一部店舗を除く)。新カレーは、リンゴやサツマイモなど果物や野菜の甘みを生かして家庭的な味をめざしたという。特製辛口ソースは店内で食べる場合はボトルで、持ち帰りは小袋で提供し、かける量で辛さを調整できる。すき家の担当者は「甘口好きから辛口好きまで愛される『おうちカレー』にし、客層を広げたい」と説明する。

 価格は原則これまでと同じで、カレーの「並盛」は税込み490円。トッピングを載せたメニューとして新たに「やわらかチキンカレー」(「並盛」で790円)も売り出す。チキンは骨なしで、スプーンで切れるほどのやわらかさにした。(宮崎健)

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