(17日、第64回春季北海道高校野球札幌地区大会Aブロック3回戦 とわの森三愛1―0東海大札幌)
とわの森三愛の貞尾陽光投手(3年)が今春の選抜大会に出場した東海大札幌を被安打1で完封した。球数は97。100球未満での完封「マダックス」で、公式戦初完封を飾った。
八回の先頭打者に初安打を許したが、貞尾投手は「(勝利を)意識したらダメだと思った」。最後までコースを投げ分ける、自分のピッチングを意識したと話した。
目標は夏の全国選手権大会の初出場。「『とわの森がやばい』と印象づけたかった」という狙いを達成した。「ダルビッシュ選手や大谷選手の番号」と気に入っている背番号11をつけ、今後の試合に臨む。
前田康晴監督は試合後「今日は貞尾がすべて、大したもんです」と話した。「貞尾は大舞台に強い。今日も丁寧に力まず、彼のピッチングの良いところが出た」。継投する予定だったが「相手はチャンピオン、貞尾に賭けよう」と1人で投げきらせた。