讃岐うどんチェーン「はなまるうどん」は2日、高松市多肥下町に「手打ちと創造 はなまるうどん 多肥店」を新装開店する。1月に本社を東京から創業の地・高松市へ移転して以来、初となる改装店舗。ブランド初となる麺打ち場を設け、打ちたて・ゆでたての麺が楽しめる。
今回の改装は、経営のてこ入れ策として始動した「おいでまい!さぬきプロジェクト」の一環。これまでの店舗では味を均一にするため工場製麺を使ってきたが、多肥店では香川で修業を積んだ職人3人が手打ちの麺を提供する。麺打ち場はガラス張りで、うどんを打つ様子を間近で見られる「ライブ感」も演出する。
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店内には高松市出身の人気イラストレーター・オビカカズミさんによる横幅4.5メートルの巨大な絵画が飾られた。香川県産ヒノキを使ったモダンな内装も特徴で、従来のオレンジを基調とした店舗とは打って変わった。タブレットオーダーによる新しい注文スタイルも導入された。
多肥店限定のメニューには、香川名物「骨付き鳥」をイメージした「かしわ天ざる」や、希少な綾川そばとうどんを同時に楽しめるメニューも登場。店内には県産品をそろえたアンテナショップやオリジナルグッズも展開する。
1日にあったお披露目会で、はなまるうどんの前田良博社長は「讃岐うどんの個性と多様性を全国に発信し、地元と共に未来を創造していきたい」と述べた。
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