テレビ番組などの司会者として人気を博した、タレントみのもんた(本名御法川法男〈みのりかわ・のりお〉)さんが1日、死去した。葬儀は近親者で営む。みのさんが会長を務めるニッコクが同日、発表した。
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東京都出身。立教大学卒。1967年に文化放送に入社し、アナウンサーとして活躍。69~73年にラジオの深夜番組「セイ!ヤング」を担当した。79年に退社後はテレビに活動の場を広げ、「プロ野球珍プレー好プレー大賞」(フジテレビ系)ではプロ野球選手のプレー映像に合わせて軽妙洒脱(しゃだつ)なナレーションを披露。「クイズ$ミリオネア」(同)ではクイズの出題者を務め、決めぜりふの「ファイナルアンサー?」や、正解発表までの長い間が話題となった。
生放送の情報番組の司会者としても知られた。89~2007年には「午後は○○おもいッきりテレビ」(日本テレビ系)、05~13年には「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)とそれぞれ昼と朝の帯番組の司会を長らく務め、06年11月には「1週間で最も長時間、テレビの生番組に出演する司会者」として当時のギネス世界記録に認定された。
多いときには週10本以上のレギュラー番組を持ち、高額納税者の上位にもしばしば名を連ねた。司会を務めていたバラエティー番組「秘密のケンミンSHOW」(日テレ系)を20年3月いっぱいで降板。近年はパーキンソン病であることを公表し、芸能活動は控えていた。