れいわから立候補を表明した米村明美氏(右)と共同代表の大石晃子氏

 れいわ新選組は21日、今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)に元大学教授で元ユネスコ(国連教育科学文化機関)職員の米村明美氏(65)を擁立すると発表した。米村氏は神戸市内で記者会見を開き、「教育を受けたい人がいつでもどこでも受けられるような社会を目指したい」と述べた。

 米村氏は広島県出身。関西外国語大学を卒業後、30代で渡米するまで神戸市内で暮らしながら外資系企業などに勤めたこともある。

 米大学院へ留学後、米州開発銀行などを経て2002年から約19年間、ユネスコ職員。主にアフリカで教育の政策提案を担当した。今年3月、関西外国語大を定年退職した。

 米村氏は「日本が発展できたのは教育のおかげ」とし、教育無償化や教員の待遇改善など、教育費の拡充に取り組む姿勢を示した。

 同選挙区には自民現職の加田裕之氏(54)、公明現職の高橋光男氏(48)、参政新顔の藤原誠也氏(36)、無所属新顔で元明石市長の泉房穂氏(61)、共産新人で元県議の金田峰生氏(59)、国民新人の多田ひとみ氏(44)が立候補を予定している。

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