アフリカ開発会議(TICAD9)が今月20日から横浜市で開かれます。アフリカの伝統的な素材を使ったアパレルブランド「CLOUDY」を手がけながら、現地の雇用や教育の支援にも取り組む銅冶(どうや)勇人さん(39)に、日本とアフリカが「良きビジネスパートナー」になるためのヒントを聞きました。
――CLOUDYを立ち上げたきっかけは。
大学の卒業旅行でケニアのスラム街を訪ね、仕事も学校もなく、トイレもわずかしかない厳しい状況に衝撃を受け、現地を支援するNPO法人をつくりました。現地の人たちと話すうちに知ったのが、働き口がなく生きるために売春をせざるを得ない女性が多くいることでした。貧困の連鎖を止めるには女性たちに働く場をつくる必要があると感じました。
■続かなければエゴでしかない…