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タクシー会社の整備士がライドシェア希望者の自家用車を点検する様子が報道陣に公開された=2024年4月8日午前8時44分、東京都江戸川区、恵原弘太郎撮影
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 タクシーの運転手不足の解消を目指して8日に始まったライドシェア。初日は準備が間に合わず、車両を用意できなかったタクシー会社も。「スロースタート」となったライドシェアは、根付くのだろうか。

 日本交通(東京都千代田区)ではこの日、約50人がライドシェアの運転手として稼働し、サービスを提供できる午前7~11時で約300組の利用があった。同社秘書広報室の土屋真吾さんは「特にトラブルはなく、スムーズだった」と話す。

 同社は国土交通省から解禁の通達などを受けて3月下旬ごろから急ピッチで運転手向けの研修を進めたという。土屋さんは「この数週間はバタバタだった。無事解禁を迎えられ、胸をなで下ろしている」。

 ライドシェアに乗るには、「GO」や「S・RIDE(エスライド)」などの配車アプリで予約する。国交省が定めた時間帯に限り、乗車地と降車地のどちらかを対象地域内で指定すると、事前に料金が示される。目的地に到着した際、キャッシュレスで支払う仕組みだ。渋滞して乗車時間が長引いても、逆に早く着いた場合も料金は変わらない。

 タクシーのような「流し」の営業はしないため、「あんどん」やメーターもない。

 多くのアプリは、ライドシェアを「含む」「含まない」を選べるようになっている。「含む」を選んだ場合、タクシーかライドシェアのどちらかが配車されるが「ほとんどの確率でタクシーが配車される」(GO広報)という。

 記者は、ライドシェアを指定…

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