Aru Nai Cafeでの様子。「次はどれ食べる?」と楽しそうに食事していた=2024年12月20日、大阪府枚方市西禁野1丁目、大蔦幸撮影

 食物アレルギーがある子も、ない子も一緒に食べられる子ども食堂がある。その名も「Aru Nai Cafe(あるないカフェ)」。月1回、卵や乳など8大アレルゲン(食物アレルギーの原因となる物質)を使わないメニューを提供する。

 昨年末。大阪府枚方市西禁野1丁目の「Cafe Cajjo(カフェ カジョ)」では、学校帰りの子どもや親子連れが食卓を囲んでいた。この日のご飯は、ニンジンやトマト、野菜と豚肉を煮込んだミネストローネ、カレーピラフ。リンゴと白菜のサラダ、粉ふきいもも添えられた。メニュー表には原材料から調味料まで、何が入っているかわかるように細かく記されている。

 近くの会社員門田陽子さん(34)は2歳の想楽(そら)くんを連れ、友人親子と立ち寄った。「原材料まで見える安心感がありがたい」と話す。食物アレルギーがある親子も多く利用し、大阪市内から通う人もいる。

 企画・運営は、子育て支援な…

共有
Exit mobile version