食物アレルギーがある子も、ない子も一緒に食べられる子ども食堂がある。その名も「Aru Nai Cafe(あるないカフェ)」。月1回、卵や乳など8大アレルゲン(食物アレルギーの原因となる物質)を使わないメニューを提供する。
昨年末。大阪府枚方市西禁野1丁目の「Cafe Cajjo(カフェ カジョ)」では、学校帰りの子どもや親子連れが食卓を囲んでいた。この日のご飯は、ニンジンやトマト、野菜と豚肉を煮込んだミネストローネ、カレーピラフ。リンゴと白菜のサラダ、粉ふきいもも添えられた。メニュー表には原材料から調味料まで、何が入っているかわかるように細かく記されている。
近くの会社員門田陽子さん(34)は2歳の想楽(そら)くんを連れ、友人親子と立ち寄った。「原材料まで見える安心感がありがたい」と話す。食物アレルギーがある親子も多く利用し、大阪市内から通う人もいる。
企画・運営は、子育て支援な…