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訪中しているイエレン米財務長官(左)は7日、北京市内で中国の李強首相と会談した=ロイター

 中国を訪れているイエレン米財務長官は7日、中国の李強(リーチアン)首相と北京で会談した。イエレン氏は、米中両国がこの1年で「二国間関係をより安定的なものにしてきた」との認識を表明。国営新華社通信によると、李氏は「両国が敵対関係ではなく、パートナーになることを望んでいる」と語った。

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 両氏の会談は、イエレン氏が財務長官として初訪中した昨年7月以来、2度目。会談でイエレン氏は、米中両国の「複雑な関係」を「責任をもって管理する義務」が双方にはあると指摘。両国関係の安定化には、「厳しい会話」を含む率直な意思疎通が必要だと訴えた。李氏も意思疎通を強めることで、「違いを管理し、解決する方法を共に見つけるべきだ」とした。

 イエレン氏はまた、中国企業…

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