10月31日、式典に参加するイスラエルのネタニヤフ首相(左)とガラント国防相=ロイター

 イスラエルのネタニヤフ首相は5日、ガラント国防相の解任を発表した。パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐって、ガラント氏は人質解放を優先してイスラム組織ハマスと停戦交渉で合意するべきだとの立場を取ってきた。比較的穏健派とされるガラント氏の解任で、ネタニヤフ政権はより強硬路線に傾く可能性があり、停戦の実現は一段と難しくなりそうだ。

 ガラント氏の後任には、強硬派として知られるカッツ外相が就任し、外相にはサール元内相をあてる。

 ガラント氏は昨年10月のハマスによるイスラエルへの奇襲時の国防相で、その後もガザへの軍事侵攻やレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの掃討作戦で軍を指導してきた。

 ネタニヤフ氏は5日に発表し…

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