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イスラエルとヒズボラをめぐる主な出来事

 レバノン南部を拠点とする親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘を続けてきたイスラエルが、米国が提示した停戦案に合意する見通しだと報じられている。両者の戦闘は昨年10月から続き、米国などの仲介にもかかわらず、これまで停戦は成立していなかった。何が障壁になってきたのか。停戦は実現するのか。

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 両者の戦闘が始まったのは昨年10月。パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲し、ガザでの戦闘が始まると、ヒズボラは「ガザへの連帯」を掲げ、イスラエル北部を繰り返し砲撃。イスラエル側では約6万人の住民が避難生活を余儀なくされている。ヒズボラは、ガザでの戦闘が終わらない限り、停戦には応じないとの考えを示してきた。

 これに対してイスラエルは今年9月中旬、ヒズボラのメンバーらが携帯するポケベル型の通信機器を一斉爆破する作戦を実施。さらに大規模な空爆と軍事作戦を展開した。

 9月下旬には、ヒズボラの最高指導者ナスララ師を空爆で殺害。10月にレバノンへの地上侵攻に踏み切り、レバノンでは100万人以上の住民が避難を強いられた。

 攻撃の応酬が激化するなか、米国は現地に特使を派遣し、レバノン政府とも連携しながら、イスラエルとヒズボラの停戦交渉を進めてきた。

■米国、先例をもとに停戦案を…

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