イスラエル政府は4日、イエメンの反政府武装組織フーシが発射したミサイルが商都テルアビブ近郊のベングリオン国際空港に落下したと発表した。イスラエルメディアによると、6人が負傷した。ネタニヤフ首相は激しく反発し、報復をおこなうと宣言した。
- ガザ攻撃支えるイスラエル軍の「倫理」 正当化される民間人被害とは
同空港の敷地内にミサイルが着弾したのは、2023年10月のイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃に端を発した一連の戦闘で初めて。これまでは、防空システムで迎撃しており、イスラエル軍は初期調査の結果として、システムの「技術的問題」があった可能性が高いとしている。
同空港では、ミサイル着弾の直後に離着陸を一時停止した。ロイター通信によると、米国便のデルタ航空やユナイテッド航空、欧州便のルフトハンザ航空やエールフランスなどの一部の便が運休した。
フーシは「弾道ミサイルを発射し、ベングリオン空港に命中させた」との声明を発表し、「空路は安全ではない」と航空会社に警告した。ハマスへの連帯を示すフーシは、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃や人道支援物資の搬入停止を批判し、イスラエルに向けてミサイルでの攻撃を繰り返している。
ネタニヤフ氏は声明で、フー…