イスラエル軍が攻撃を続けるパレスチナ自治区ガザで、半年間の戦闘の死者が3万3千人を超えた。ただ、イスラエル側でその悲惨な現状に強い関心を持つ人たちは少ない。なぜなのか。イスラエルを代表する作家エトガル・ケレットさんは、多くの人たちが、自分の痛み以外を気にしない「選択的共感」の世界に陥っているからだ…