パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエル軍は8日、中部ヌセイラトで「テロリストの施設を標的に攻撃している」と発表した。この攻撃との関連は不明だが、同地域とその周辺での少なくとも約100人が死亡したとの情報もある。
ロイター通信やAP通信は、この地域から近くのデイルアルバラにあるアクサ病院に少なくとも100人弱の遺体が運ばれ、数十人以上が負傷した、とのガザ保健省の担当者の話を報じた。今後も死傷者が増える可能性がある。
ヌセイラトでは6日、イスラエル軍が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の学校を空爆して子どもら40人が死亡したとされる。
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一方、イスラエル軍は8日、同じくヌセイラトで人質の奪還作戦を実施し、男女4人を救出したと発表した。これに対し、イスラム組織ハマスの傘下にある報道担当者は、この救出作戦が今回のガザ側の犠牲を引き起こしたとし、住民ら210人が死亡、少なくとも400人が負傷したと主張している。
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