トランプ米大統領は24日午前1時8分（日本時間24日午後2時8分）、交戦が続いていたイスラエルとイランについて「いま停戦が発効した。どうか違反しないでくれ！」とSNSに投稿した。イスラエル首相府も同日、停戦に同意したと声明で明らかにした。
首相府の声明は、イスラエルはイランの核や弾道ミサイルの脅威の排除という目的を達成した、とした上で、「いかなる停戦違反に対しても強力に対応する」としている。
両国の間で「完全かつ全面的な停戦が完全に合意された」とトランプ氏がSNSに投稿したのは23日午後6時過ぎ（同午前7時過ぎ）。イスラエル軍の発表では、イランからはその後もドローン（無人機）やミサイルがイスラエルに向けて発射された。イスラエルメディアによると、同国南部ベエルシェバでは集合住宅がミサイル攻撃を受け、4人が死亡した。
一方、ロイター通信が伝えたイランメディアの報道によると、同国北西部ギラン州でも24日早朝にイスラエル軍が住宅への空爆を行い、9人が死亡したとしている。
イランの国営放送は24日、この日午前7時半（同午後1時）から停戦が有効になったと報道。この時間より前に、イランからイスラエルに対する攻撃は終了したとした。
