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インドの教育研修施設の開校式に参加した研修生ら=2024年8月2日、SOMPOケア提供
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 SOMPOホールディングス傘下の介護事業大手SOMPOケアが今月、日本の介護技術を学べる教育研修施設を、インドの首都ニューデリー近郊に開設した。不足が続く介護人材を海外で養成し、日本の自社施設で継続的に受け入れたい考えだ。日本の介護事業者がこうした人材育成拠点を海外に設けるのは初めて。

 同社は2026年度までに新たに310人の外国人介護人材を採用する計画も明らかにした。そのうちインドの研修施設から140人以上を採用する方針だ。現在もベトナムやタイ、フィリピンなどから約240人が就労しているが、今後3年で倍増させる。

 インドの研修施設は、日本の介護業界での就労を希望するインド人に日本語を教えている政府系機関「インド国家技能開発公社」の子会社と連携して運営する。

 研修期間は9カ月。日本語教…

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