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ロシア西部カザンで10月24日、BRICS首脳会議に到着したインドネシアのスギオノ外相=ロイター

 インドネシア政府は24日、中国やロシアなどが加わる新興国グループ「BRICS」に加盟する意向を示し、手続きを開始したと発表した。加盟を通じ、「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国との連携強化を図る考えだ。

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 インドネシア外務省によると、ロシアで24日まで開かれたBRICS首脳会議で、特使として参加したスギオノ外相は「BRICSはグローバルサウスの共通の利益について議論し、前進させるために適切な場だ」と述べた。

 英字紙ジャカルタ・ポストによると、首脳会議ではインドネシアを含む13カ国を新たに「パートナー国」とすることで合意。正式加盟とは別の枠組みになるという。

 インドネシアは、昨年の首脳会議にも招待されたが、加盟の判断は先送りしていた。現地メディアによると、当時はBRICSに入れば「特定の陣営と連携する立場になる」として、閣僚の中に反対意見があったという。

 スギオノ氏は24日、「BR…

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