今年10月にインドネシアの次期大統領に就任するプラボウォ国防相が7月31日、ロシアの首都モスクワを訪問し、プーチン大統領と会談した。就任後も二国間の関係の強化に向けた努力を続けていくことを確認した。
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ロシア大統領府によると、プーチン氏は会談の冒頭で「パンデミックやロシアを取り巻く現在の情勢にもかかわらず、我々の貿易は拡大している」と述べた。インドネシア国防省などによると、プラボウォ氏はロシアを「よき友人」と表現し、「この関係を維持し続けたい」と応じたという。またプラボウォ氏は、大統領就任後は、「食料安全保障やエネルギー安全保障、教育に重点を置く」と説明したという。
この日は教育や防衛分野のほか、インドネシアがロシアからの支援を期待する原子力産業についても話し合われたとみられる。
6月にはウクライナ大統領とも面会
プラボウォ氏は10月の大統…