インド南部ケララ州ワヤナド地区で30日、大雨の影響で複数の地点で地滑りが発生し、地元メディアは、「少なくとも106人が死亡した」と報じた。救助作業が続いているが、行方不明者は90人超に上るほか、孤立した集落もあり、犠牲者は増える恐れがある。
地元通信社ANIなどによると、地滑りの被害で崩落した橋もあり、負傷者は100人超とされる。救助隊は約250人を救助し、避難所に運んだという。現地からの映像では、土砂や岩に囲まれた家屋も確認できる。
ケララ州政府当局の幹部は「この悲劇がより大きくなることを恐れている。救助作業はさまざまな機関によって進められている」と語った。(ニューデリー=石原孝)