インド西部アーメダバードで2025年6月13日、墜落時に建物に突っ込んだエア・インディア便の機体の一部が残っていた=石原孝撮影

 英国に向かっていたエア・インディア171便(ボーイング787型機)がインド西部アーメダバードで墜落した事故の原因調査について、ロイター通信は14日までに、エンジンや離着陸を安定させる翼のフラップ(高揚力装置)の状況などに焦点があてられていると報じた。当局は飛行記録などを収めたブラックボックスを回収し、解析作業を進めている。

  • 「すぐに戻るよ」 インド機墜落 かなわぬ妻への最後のメッセージ

 インド政府は13日、政府高官や軍、警察などで構成される調査委員会の立ち上げを発表。「機体の故障や人的エラー、天候などを含む根本原因を確認する」とし、3カ月以内に報告書を公表するとしている。

 警察当局者は14日、取材に対して「乗員・乗客や地上にいた学生ら計270人以上が亡くなったとみられる」と話したが、遺体の損傷が激しく、DNA型の確認作業に時間がかかっているという。

目の前で墜落、目撃者が語る衝撃

 目撃者や乗客の話などから…

共有
Exit mobile version