ロシアのプーチン大統領は25日、モスクワを訪問したウィトコフ米中東担当特使と会談し、ロシアとウクライナの直接協議の再開について議論した。ペスコフ大統領報道官は26日「前提条件なしで再開する用意があると話した」と明らかにした。トランプ米大統領は両者の会談後、「いまこそ非常にハイレベル同士での会談で『決着をつける』べきだ」とSNSに投稿し、停戦を急ぐ考えを改めて強調した。
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ロシアとウクライナの直接協議が実現すれば、全面侵攻の開始直後の2022年3月以来。ペスコフ氏は「これまでも述べていた」としたが、従来はロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東・南部4州からの同国軍の撤退などを協議開始の条件に挙げていた。
トランプ氏は25日夜、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の葬儀に参列するためにローマに到着した直後、SNSに「ロシアとウクライナとの話し合いや会談がうまくいった一日だった。彼らは非常に合意に近い」と投稿した。モスクワでの会談を受けたものとみられる。
ただ、トランプ氏はウクライ…