東京都板橋区にある築40年超の7階建て賃貸マンションで、家賃を2倍以上にするという通知が突然、住民に届いた。次にはエレベーターが「修理中」となり、使えなくなった。退去せざるを得なくなった住民もいる。
5日にオーナー企業に電話をすると、「(オーナーの)代理」を名乗り、手伝いをしているという男性が取材に応じた。
――オーナーは。
「香港の人です。いろいろな投資をしている」
――日本で他にもマンションを所有しているのですか。
「それは個人情報だから答えられない」
- 突然、家賃2.6倍の通知 マンションのエレベーターは「使用中止」
――オーナーは普段は中国にいるのですか。
「そうですね、日本にはほとんどいないです。僕は(オーナーの)代理で、手伝いをしている」
――1月、マンションの住民に家賃を一律19万円に値上げすると通知しましたか。大幅な値上げの理由は。
「(オーナーは)ずっと中国にいるから、日本のマンションの家賃相場についてよくわからないのだと思う。(オーナーが住んでいる)香港の相場は大体そういうものです」
――日本の家賃相場がわからず、香港の相場を踏まえて今回の値上げ額を決めたということですか。
「香港は、20平方メートル…