イスラエルが中東カタールの首都ドーハでイスラム組織ハマスの指導部を狙って空爆を実施した問題で、アラブやイスラム諸国による緊急会議が14日、ドーハで始まった。カタール国営通信などが報じた。15日の首脳会議で、カタールとの連帯を確認し、イスラエルの行為を非難する声明を出すことを目指す。
緊急会議には、アラブ連盟とイスラム協力機構(OIC)の加盟国・地域などが出席を予定。14日は外相級会議が開かれ、声明案を協議した。AP通信によると、会議冒頭、カタールのムハンマド首相兼外相が「国際社会がイスラエルに二重基準を用いるのをやめ、イスラエルが犯した全ての罪を罰する時だ」と訴えた。ただムハンマド氏は、米国、エジプトとともに取り組んできたイスラエルとハマスの停戦仲介は継続する考えを明らかにした。
カタール国営通信によると、カタール外務省報道官は15日の首脳会議について「イスラエルの卑劣な攻撃に対し、アラブ・イスラム諸国の広範な連帯と、イスラエルの国家テロへの明確な拒絶を示す」と語った。
イスラエル軍による9日のカ…