容疑者の両親が住んでいたとされる家の前に止められていた車を運び出す警察官ら=2025年9月12日、ユタ州セントジョージ、市野塊撮影

 米西部ユタ州の大学構内でトランプ大統領に近い右派の政治活動家チャーリー・カーク氏(31)が射殺された事件は12日、容疑者の逃走から30時間以上を経て、同州出身の若者の逮捕に至った。米CNNによると、ロビンソン容疑者は捜査当局の調べに対して話をしていないといい、事件の詳しい背景は依然として不透明なままだ。

 逮捕されたのはタイラー・ロビンソン容疑者(22)。米メディアや地元教育機関の発表によると、ロビンソン容疑者は、事件が起きたユタバレー大学から300キロ以上離れた同州南部の町セントジョージで育った。

 2021年に地元の高校を卒業。成績優秀で、奨学金を得てユタ州立大学に入学したが、1学期で退学した。その後に地元の専門学校に入り、電気関係のプログラムの3年目だったという。近年は、家族が暮らす実家から車で10分ほどのアパートで暮らしていた。

 12日午後、記者がロビンソ…

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