2024年3月19日、パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリヤにある医療拠点を訪問した国連人道問題調整事務所(OCHA)のスタッフ=パレスチナ赤新月社撮影、ロイター提供
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 国連は3日、パレスチナ自治区ガザ地区での夜間の人道支援活動を2日から停止していると発表した。停止は少なくとも48時間続くという。ガザで食料支援活動をしていた米国のNPO「ワールド・セントラル・キッチン」(WCK)のスタッフらがイスラエルによる空爆で死亡したためで、スタッフの安全面を考慮した。

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 米ニューヨークの国連本部で会見した国連のデュジャリック報道官は「支援に頼っている人々に大きな影響を及ぼすが、現地で活動しているスタッフを少し落ち着かせる効果があると思う」と述べた。すでにWCKなど支援自体を停止する団体も出ているが、国連世界食糧計画(WFP)は日中は支援を続ける方針で変わっていない。

 デュジャリック氏はガザで最…

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