【動画】ラファ検問所前のトラックの列、廃虚となった町=ムハンマド・マンスール通信員、ワエル・シェーフ撮影

 パレスチナ自治区ガザでの停戦合意が19日に発効し、ガザへの人道支援物資の搬入が本格化している。1日あたりトラック600台分の物資を運び入れる計画だ。ガザでは食料や燃料、医療物資などが著しく不足し、深刻な人道危機になっており、一刻も早く支援を行き渡らせることが求められている。

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 19日午後、ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所のエジプト側では、大型トラック数百台が並んでいた。砂ぼこりをあげ、次々と検問所を通り、ガザに入った。

トラックは戦闘前から3分の1に減少

 「20日間も検問所の前で待っていた」。トラック運転手のモハメド・サラーさん(27)は、朝日新聞の取材にそう語った。荷台には米やパスタ、食料油、小麦粉などを積んでいる。「今日はようやくガザの人たちに援助物資を届けられてうれしい。停戦が続けば、ガザの人たちを助けられる」

 燃料を積んだトラックを運転…

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