2024年8月27日、パレスチナ自治区ガザの中部にある仮設キャンプでポリオに苦しむ乳児を抱く母親(中央)=AP

 パレスチナ自治区ガザでポリオ感染が確認されたことを受け、世界保健機関(WHO)は29日、イスラエル当局とワクチン接種のために戦闘を一時休止することで合意したと発表した。10歳未満の子ども64万人以上が対象で、9月1日から接種を始める見通し。イスラム組織ハマスは人道的な戦闘休止を歓迎し、国際機関と協力する用意があるとロイター通信に述べた。

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 接種はガザの中部から始め、南部、北部の順番でそれぞれ3日ずつ、午前6時から午後3時まで実施する。状況によっては各地で4日目も与えられる合意になっているという。

 ガザでは25年間、ポリオの症例はなかったが、8月に乳児の感染が確認されていた。

 ガザで活動するWHOの担当…

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