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イスラエル軍の攻撃で破壊された建物のがれきを撤去する重機=2024年3月27日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファ、ムハンマド・マンスール撮影
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 パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が始まってから、7日で半年を迎える。関係国の休戦交渉が停滞するなか、ガザの死者数は3万3千人を超えた。世界銀行と国連の推計では、インフラの被害額は185億ドル(2兆8千億円相当)に上り、深刻な人道危機にも終わりが見えない。

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 世銀と国連が2日に出した報告によると、推計した被害額は、衝突が始まった昨年10月から今年1月末までの分。被害額185億ドルは、ガザとパレスチナ自治区ヨルダン川西岸を合わせた2022年の域内総生産(GDP)の97%に相当するという。

 ガザの保健施設は84%が損壊し、人々は最低限の医療しか受けられない状況にある。水や衛生関連の設備は以前の5%しか稼働していなくて、限られた水の配給にしか頼れない。教育システムも戦闘の影響で崩壊しており、報告は「100%の子どもたちが学校に行っていない」としている。

 ガザでは衝突の初期からほぼ全面的な停電が続いている。主要道路の92%が損壊し、人道支援物資の配送も非常に難しくなっているという。

 ガザの人口230万人のうち、7割を超える170万人が戦闘によって家を追われた。報告は、身体的・精神的健康への壊滅的かつ累積的な影響が女性や子ども、高齢者、障害者に最も重くのしかかっていると指摘。「幼い子どもたちは生涯にわたり、その発育で影響を受ける」と予測している。

 AFP通信によると、米政府…

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