ガソリン税の旧暫定税率について、野党7党が1日、年内の廃止に向けて法案を提出した。50年にわたって「暫定措置」としての課税が続いてきたが、参院でも野党が過半数を占めたことで、廃止へ動き出した。ただ、減税の代わりの財源を見つけられるかは見通せない。

 旧暫定税率は1974年、道路整備の財源不足を補うため、一時的な措置として導入された。しかし、道路整備にかかる費用が増えるなかで歴代政権は廃止に踏み切れず、増税の印象を嫌って恒久的な措置にもできないまま続いてきた。

 国民民主党が問題視し、昨年末に与党と廃止で合意。時期を決めていなかったが、参院選の結果を受けて年内の廃止に踏み出した。野党の提出した法案は11月1日から廃止するとし、秋の臨時国会で成立をめざしている。

 廃止されるとガソリン価格はどうなりそうか。

 ガソリンにはガソリン税、石…

共有
Exit mobile version