ピックで弦をはじいて演奏するマンドリン属の楽器などで合奏する「全国高校ギター・マンドリン音楽コンクール」(全日本高校ギター・マンドリン音楽振興会、朝日新聞社主催)が26日、大阪府吹田市の市文化会館で開幕した。今年で55回目。
26、27日の2日間で16都府県の58校が出場。クラシックギターやマンドリンに打ち込む中高生にとって「夏の甲子園」のような舞台で、迫力のあるトレモロから旋律をうたい上げる繊細な響きまで、多彩な表現を披露する。
マンドリン属の楽器には、オーケストラの弦楽器と同様に、バイオリンの音域を担当するマンドリン、ビオラの音域に相当するマンドラ、チェロに相当するマンドロンチェロがある。
これにコントラバスとギターが加わってマンドリンオーケストラとする編成が多く、演奏曲によっては打楽器や管楽器が加わることもある。また、クラシックギターのみの編成で出場する学校もある。
コンクールには各地の予選や録音審査で選ばれた学校が出場する。各校の演奏後にその場で審査員による講評があり、審査結果は2日目の演奏終了後に発表される。