江口真先容疑者を乗せた警察の車両=2025年4月2日午前8時28分、愛知県警一宮署、野口駿撮影

 愛知県一宮市で3月、住宅のクローゼットから女子高校生の遺体が見つかった事件で、名古屋地検は12日、同市の無職江口真先容疑者(21)を殺人と死体遺棄の罪で起訴し、発表した。地検は認否を明らかにしていない。

 起訴状などによると、江口容疑者は3月29日、一宮市の自宅で東京都葛飾区の高校生、加藤和華さん(当時16)の後頭部や首、背中などをナイフで多数回、突き刺して出血性ショックで死亡させて殺害。31日、遺体をバスタオルで包んでクローゼットに移し、遺棄したとされる。

 県警によると、加藤さんは28日に「ネットゲームの友達の所に泊まりに行く」と家を出たが、その後、連絡が取れなくなった。31日夜に遺体が容疑者宅で見つかった。捜査関係者によると、江口容疑者は県警の調べに「ゲームなどをめぐり不満があった」という趣旨の供述をしているという。

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