1~7日に全国のスーパー約1千店で売られたコメ5キロの平均価格は税込み4155円で、前の週より264円(6.8%)上がり、調査を始めた2022年以降で最大の上昇幅となった。値上がりは2週連続で、4千円台は6月2~8日以来13週ぶり。政府が随意契約で放出した格安備蓄米の流通量が減り、高値の新米が本格的に出回り始めたことが響いたとみられる。
農林水産省が調査会社のデータをもとに算出し、12日に公表した。前年の同じ時期は、店頭からコメが一時消えた影響もあって米価が急上昇していたが、その当時と比べても約4割高い水準だ。
- 備蓄米の値下げ効果、限界あらわ 流通停滞→米価は放出時の水準に
産地と品種が明示された「銘柄米」の平均価格は4344円で、前の週より72円上がった。新米の多くは銘柄米として売られたとみられる。
政府備蓄米をふくむ「ブレン…