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松岡さくらさん6歳のクリスマス=松岡さん提供

レッツ・スタディー!経済編(番外) 松岡さくらさん

 「NMB48のレッツ・スタディー!」経済編は2021年11月の掲載開始から丸3年を迎え、4年目に入りました。今年12月24日配信の経済編第29回のテーマは「クリスマスと経済」。連載3周年を記念して、今回、経済編を担当してくれているNMB48のメンバー3人に、毎年のクリスマスの楽しみ方や今年1年の振り返りをアンケート方式でつづってもらいました。経済編の「番外編」としてお届けします。

 8期生・松岡さくらさん(21)の回答です。

     ◇

家族のクリスマスパーティーでMCをしていました!

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松岡さくらさんの自画像

 ――クリスマスの一般的な過ごし方を教えてください。

 松岡 自宅で家族と過ごします。

 母がケーキ、チキン、サラダを用意してくれるので、それを家族で食べます。仕事があるときは、仕事から帰ってくるまで待っていてくれます。

 小さい頃は、クリスマスパーティーのMC(司会)担当でした!

 「クリスマスパーティー、始まりまーす」という私のMCでパーティースタートでした。

 ――必ず買うものはありますか?

 松岡 クリスマスケーキです。小さい頃から食べている、地元のケーキ屋さんのケーキを毎年買います。デパートのケーキ屋さんもおいしそうなのですが、小さい頃から慣れ親しんだ味でほっとするので、選んでいます。

 ――サンタクロースからはどんなプレゼントをもらっていましたか?

 松岡 小さい頃はおもちゃ、中学・高校生の時は服やスニーカーでした。

 最近のクリスマスプレゼントは、私にとっては少しお高めのダウンジャケットです。暖かくて、毎日来ているお気に入りです。

幼い頃のクリスマスの思い出 リクエストは2週間前まで

 ――サンタさんには欲しいものをどうやって伝えていましたか?

 松岡 リクエスト方式です

 小学5年生まで、毎年サンタさんに手紙を書いてリクエストしていました。

 クリスマスの数週間前に欲しいものと、サンタさんに伝えたいことや質問を書いて枕元に置いておくと、次の日の朝には手紙がなくなっているのです。

 サンタさんへの手紙の締め切りはクリスマスの2週間前でした。 なかなかプレゼントが決められなくて手紙を書くのが遅いと、母から「サンタさんも忙しいから、早く書かないと来てくれないよ」と催促がありました。

 クリスマスの朝にプレゼントを探すのが楽しみでした。リビングにあったり、枕元にあったり、玄関にあったり、毎年違う場所に置いてあって。

 「サンタさんが来たら起こしてほしい」と両親に伝えていたのですが、毎年起こしてくれなくて、「なんで起こしてくれないの!」って毎年怒っていました。

 両親からは「サンタさんは世界中を回らないといけないから忙しいねん。さくらによろしくねって言っていたよ」と言われ、来年こそは一晩中起きて待っていよう!と毎年思っていました。でも、眠くなって毎年寝てしまうんですが(笑)

 サンタさんからはプレゼントと一緒に、手紙の返事ももらっていました。

 手紙は私が書いた質問にも答えてくれていました。

 「そりを引くトナカイの名前を教えて下さい」とか「サンタさん的にこの1年を漢字一文字で表すと何ですか」とか「私はこの1年、いい子にしていましたかね?」とか、今思うと無邪気にけっこう難しい質問を投げていまいた。

 サンタさんをさぞ困らせただろうと思います。でも、サンタさんは毎回丁寧に答えを返してくれました。もうちょっとサンタさんが答えやすい質問にすればよかったなと思っています。

 小6の頃からはサンタさんは多忙のため来られなくなり、その代わりに両親がプレゼントを私に渡してくれるようになりました。

 小5まで来てくれていたサンタさんは、私の夢を大切にして、本当に色々と考えてくれていたんだな、と今ごろになって深い感謝の気持ちがわき上がってきます。

 手紙の締め切りが2週間も前に指定されていたのは、今考えると、「さくらが希望するおもちゃが早めに売り切れてしまってはかわいそうだ」というサンタさんの気づかいだったんだろうなと思います。

 そうそう、サンタクロースからの手紙にはサインも入っていました!

 当時は手書きのサインだと思って大喜びしていましたが、あとで検証すると、どうもwordの筆記体フォントのようです(笑)。

 でも、21歳の今になってしみじみと感じるのは、様々に工夫して私を喜ばせてくれたサンタさんの愛と優しさです。この場を借りて、本当にありがとうと伝えたいです。

クリスマス 子どもたちのイベントに参加したい!

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松岡さくらさん ©NMB48

 ――クリスマス前後にNMB48として取り組んだら面白いと思うイベントのアイデアがあれば教えてください。

 松岡 大阪・難波の南海なんば駅前の一角が歩行者空間になっています。その場所でハンドベルの演奏やクリスマスソングを歌う「The クリスマス!」という感じのイベントをしたいです。NMB48のことを知らない人や、インバウンド観光客の方にアピールできたらいいなと。

 それから、保育園や幼稚園、小学校のクリスマスイベントにサプライズで参加できたらうれしいなと思っています。「私もNMB48のアイドルになりたい!」って思ってくれるお子さまファンを増やしたいのです。

「なんばらWEEK」完走! 自信につながった

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劇場公演での松岡さくらさん=2024年11月28日、阪本輝昭撮影

 ――今年1年、一番頑張ったと思えることは何でしょうか。

松岡 9月16~22日に実施された「なんばらえてぃー」公演7公演(通称「なんばらWEEK」)全てを完走したことです。期間中の全公演で行う通し企画のほか、日替わりイベントなども盛り込み、いつもの公演とはひと味違うスタイルをめざしました。

 とはいうものの、当初は同じ公演を1週間続けることにとても大きな不安を感じていたのも事実です。「なんばらWEEK」前の動画配信で、どのような取り組みをすればファンの皆さんが来て下さるのかをファンの方々と一緒に考え、アイデアをいただきました。

 「なんばらえてぃー」公演はすでに1年以上続いているため、目新しい感じ、創意工夫をこらした感じを打ち出せるかどうかが肝心でした。公演に来て下さったファンの方に「見に来てよかった!!」「楽しかった!」「また来たい!」と毎公演感じてもらえるようにしよう、ということを最も意識しました。

 出演メンバーは主に8・9・10期生という若手メンバーで、次世代を担う私たち全員にとって、絶好のアピールの場所になります。

 私は9月21日に東京・日比谷公園で開催された出張ライブのメンバーに選ばれませんでした。今年一番悔しいと思った出来事です。

 でも悔しがっているだけではいけない。この「なんばらWEEK」で爪あとを残してやろうと思いました。「全公演に出たい」と直談判したのもこの気持ちからです。

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劇場公演での松岡さくらさん=2024年11月28日、阪本輝昭撮影

 「なんばらWEEK」を通じて、次世代メンバーの中にもMC(トーク)が面白いメンバーがたくさんいることを発見しました。私自身もそうです。普段、所属先の「チームN」では緊張してできないようなツッコミも自然とできました(笑)。

 人生で初めてリーダー的な役割を任せてもらい、公演の締めの言葉を考えたり、リハーサルの進行役を進めたりしました。

 締めの言葉を考えるために、視野を広くし、その日の公演の雰囲気や楽屋の様子などを注意深く観察するようになりました。「視野を広げろ」。普段、ダンスの先生にもよく言われていることでもあります。

 自分一人のことで精いっぱいになるのではなく、深呼吸して周りを見渡してみたら、締めの言葉も自然と浮かんできました。ファンの方やスタッフの方にも「しっかり締まっていた」と言っていただけて、とてもうれしく、自信につながりました。

 この期間に先輩・後輩という見えない心の垣根がなくなったようにも感じます。メンバーのことをたくさん知ることができて良い関係性ができました。ここで培ったものは私も含めて皆が所属先の各チームに持ち帰り、チーム公演にもよい影響を与えているような気がします。

 「なんばらWEEK」を終えて、全力の熱い思いは必ず伝わると実感しました。最初は不安だったけれど、同じ目標に向かって、一緒に全力で頑張れる仲間(メンバー)がいることは素晴らしい宝物であり、当たり前のことではない。この気持ちの熱さはNMB48らしさであり、グループの長所だと改めて思いました。

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松岡さくらさん ©NMB48

 ――来年の目標を。

 松岡 ライブや公演でもっと良いポジションをとっていきたいです。この1年、自分なりに創意工夫をして頑張ったこと、挑戦してみたことが手応えとして返ってくることが多くあり、努力は無駄にならないと感じました。この手応えを信じて、「松岡さくら」をもっと多くの人に見つけてもらい、もっともっと輝く1年にしていきたいです。

プロフィル

 まつおか・さくら 03年…

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