1月17日~21日にかけて開催された2025年秋冬シーズンのミラノ・メンズファッションウィークは、グッチなど大手ブランドの参加が例年より少ない中、本能のままにひきつけられる心地よさを追究したスタイルが目立った。
レッドカーペットのようなランウェーに登場したモデルを、数十人のカメラマンが取り囲み、大量のフラッシュを浴びせる。ドルチェ&ガッバーナは「パパラッチ」をテーマにした演出で、スターたちの二面性を描こうと試みた。
冒頭は、「オフ」の際のデイウェアがメイン。厚手のニットに太めのジーンズといった肩ひじ張らないスタイルで、リラックスムードたっぷりだ。その上に人工のファーコートをはおり、カジュアルな中にもスターの風格を表した。
終盤に向けて、「オン」の華…