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書籍「10代に届けたい5つの“授業”」の編著者、生田武志さん(左)と山下耕平さん=遠藤智昭さん撮影
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 学校で学ぶ機会があまりない社会の課題について、現場で活動や研究をする人らがオンラインで行った模擬授業をもとに、書籍「10代に届けたい5つの“授業”」(大月書店、税込み1980円)が3月に出版された。

 取り上げたテーマは、ジェンダー▽貧困▽不登校▽障害▽動物と人との関係――の五つ。筆者は7人で、中高生を含む10代のほか、教員、親たちに向けた本という。

 オンラインの模擬授業は、民間支援団体「野宿者ネットワーク」(大阪)の生田武志代表(59)が発案し、フリースクールのNPO法人「フォロ」の山下耕平理事(51)と共に当事者や研究者、支援者に声をかけ、昨年2~3月に「学校で教えたい授業」と題して計3日開かれた。10人が講師となり、学生や教員を含む計約100人が聴講。講師たちが授業の内容をベースに、自らの経験に触れながら原稿を書いた。各章の最後には読者への問いを載せ、さらに学ぶための本も紹介している。

 「ジェンダー」の章では「男…

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