2023年7月25日火曜日、ニュージーランドのウェリントンで行われたサッカー女子ワールドカップ・グループAのニュージーランド対フィリピンの試合で、ボールを奪い合うフィリピンのサリナ・ボールデン(左)とニュージーランドのアリ・ライリー。
2023年7月25日 17時01分(日本時間)
ウェリントン、ニュージーランド(AP通信)―同点ゴールの可能性が認められず物議を醸したグループAの試合で、不利な立場にあったフィリピンが火曜日に初ゴールで初勝利を収め、開催国ニュージーランドに1-0で衝撃を与えた。
ニュージーランドは5日前のトーナメント初戦でノルウェーを破り、ワールドカップ初勝利を収めた。 6回のワールドカップで初めて、フットボール・ファーンズは優勝候補として試合に臨み、あと1勝で初のラウンド16進出がほぼ確実となった。
しかし、サリーナ・ボールデンが24分に最初のゴール内シュートでフィリピンの歴史的な決勝点を決め、台本を覆し、ほとんどが新しく作られたキウイのサッカーファンで満員の33,000人のスタジアムを沈黙させた。
ニュージーランドは最初の20分間で優勢に進み、これがグループステージで勝利するための最善のチャンスであるという期待を反映する自信を持ってプレーした。 ポゼッション率は80%、パス成功数74本、パス成功数11本、早い段階でのゴール内シュート5本を記録しており、初めて次節に持ち越すゴールが生まれるのは避けられないと思われた。
ニュージーランドのキーパー、ヴィック・エッソンは20分まで何もすることができず、脅威のフリーキックを打ち返すために前に出なければならなかった。 突然パニックが起こり、ニュージーランドの守備陣は混乱に陥った。
4分後、ニュージーランドのゴールマウスに大混乱を引き起こした別のフリーキックから、クリアは無効となり、サラ・エッゲスヴィクがボールをボールに戻し、ボルデンは高く跳んでヘディングでゴールを決めた。
一瞬唖然とした沈黙があったが、突然フィリピンのサポーターが声を上げた。
前半の残りでは、ニュージーランドが態勢を立て直して反撃を図り、試合はより競争的なものとなった。 ハーフタイム前には無駄なチャンスが何度かあった。
ニュージーランドは後半、フィリピンに全力を尽くしたが無駄だった。 勝負の瞬間は68分に訪れ、ハンナ・ウィルキンソンのクロスから4分前にポストに弾かれていたジャッキー・ハンドがヘディングシュートを決め、同点ゴールと思われた。
審判がウィルキンソンがオフサイドだったと裁定するまで、ニュージーランド人たちは大いに祝賀ムードに包まれていた。 判定は僅差で、ウィルキンソンの腕と肩の一部がオフサイドだったが、それだけで十分だった。
ウィルキンソンには前半にチャンスがあり、後半にもCJボットのクロスから頭でバーを越えるチャンスがあった。 しかし、ノルウェー戦でニュージーランド代表の得点者として見せた調子を取り戻すことはできなかった。
日曜日にニュージーランドがダニーデンでスイスと対戦し、フィリピンがオークランドでノルウェーと対戦することで、次のステージへの出場権がかかることになる。