2023年7月14日金曜日、女子ワールドカップに先立ってメルボルンで行われたサッカーの親善試合で、ボールを奪い合うフランスのセルマ・バシャ選手（左）とオーストラリアのカイラ・クーニー・クロス選手。
2023年7月22日 16時40分（日本時間）
オークランド、ニュージーランド（AP通信）―フランスが開催国として女子ワールドカップで惨敗してから4年後、レ・ブルーは米国の王座を奪う決意を新たなコーチとともに世界の舞台に戻ってきた。
フランスは2019年のトーナメント優勝を目指したが、パリでの準々決勝でアメリカに敗退した。 今年より良い成績を収めるための計画は、2月にキャプテンのウェンディ・レナードが「精神的健康を守るため」チームを去り、他の2人の選手も彼女の退団に続いて、ほぼ頓挫しそうになった。
フランス連盟は状況を調査することを明言し、3月に契約を1年残してコリンヌ・ディアクル監督を解任した。 チームは彼女の後任として、サウジアラビア男子チームの監督を辞任したエルベ・ルナール氏を後任に据えた。
エルベ・ルナール氏は、11月の男子ワールドカップでサウジアラビアを最終的に優勝するアルゼンチン相手に番狂わせに導いたが、日曜にシドニーで行われるグループFの試合でフランス対ジャマイカを率いれば、彼は男女両方のワールドカップで指揮を執る2人目の監督となる。
エルベ・ルナール氏は以前、モロッコの男子チームを指導したこともある。
彼の採用によりウェンディ・レナードはチームに復帰し、女子国際試合におけるフランス対ジャマイカの初対戦のフィールドに立つことになる。 フランスはこの大会に5回目の出場、ジャマイカは2回目の出場となる。
ジャマイカは2019年のデビュー戦で3戦全敗し、得点は1回のみ、12失点を喫した。 このワールドカップでのプレーは、2022年から2023年にかけてイングランド女子スーパーリーグで少なくとも20ゴールを決めたわずか2人の選手のうちの1人であるマンチェスター・シティのストライカー、カディジャ・ショーのパフォーマンスにかかっている。
ジャマイカは資金をめぐって連盟と争っている多くのチームのうちの1つで、その選手たちは準備のための資金を集めるためにGoFundMeキャンペーンを立ち上げた。
オランダ-ポルトガル
オランダは、決勝でアメリカに敗れた2019年よりあと一つ上の順位を目指して女子ワールドカップに戻ってくる。
このクエストは日曜日、ダニーデンで行われるグループ E のポルトガルとの試合から始まります。 オランダは昨夏の女子UEFA欧州選手権のグループステージでポルトガルを3対2で破り、ポルトガルはオランダに対して過去8試合中7試合（5連敗を含む）で負けている。
オランダには、12月にアーセナルでプレー中に前十字靭帯を断裂したスター選手であり、歴代得点王のヴィヴィアンヌ・ミーデマがいない。
ポルトガルはトーナメントに初出場する8チームのうちの1つで、これまで女子の国際トーナメントに出場したのは2017年と2022年の欧州選手権の2大会だけだった。ポルトガルはどちらの大会でもグループステージで敗退した。
しかし、この試合に向けて焦点となっているのはニュージーランドでの練習状況であり、両チームとも施設が不十分だと不満を漏らしていた。 ポルトガル代表のフランシスコ・ネト監督は、金曜日、大雨により競技面が不十分になったため、チームは割り当てられたフィールドで練習できなかったと述べた。
オランダはタウランガの練習場がクリケット用に設計されており、サッカーには硬すぎると不満を述べている。
ネト監督は、日曜の試合ではどちらのチームもそれを言い訳にすることはできないと語った。
「それが現状であり、我々は調整する必要がある」と彼は言った。 「誰もがそれに関して何らかの問題を抱えています。 ここに来るとピッチの選択肢はあまりない。 すべてのチームとコーチは、自分のチームに対して同じことを望んでいます。 オランダだけでなく、我々もそれに関して問題を抱えている。」
スウェーデン-南アフリカ
キャロライン・シーガーは日曜日、ウェリントンで行われるグループGの試合でスウェーデンと南アフリカと対戦し、5度目にして最後の女子ワールドカップに先発出場する。
これはシーガーにとってワールドカップで優勝する最後のチャンスとなるが、彼女の履歴書に残る数少ないチャンスの一つだ。 スウェーデン代表としての彼女の232試合出場は、ヨーロッパの女子選手としては最多である。
「ワールドカップはずっと私の目標でした。ワールドカップに参加して、再びトレーニングしてサッカーができることは、私がこれまで望んでいたすべてです。 私は自分が歩んできた旅をとても誇りに思っています」とシーガーは語った。 「それは私が失っている唯一のメダルを獲得することです。この代表チームと一緒にここにいることは、これが私にとって最後のチャンスです。 もうワールドカップには出場しない。
「ですから、できればあらゆる面でチームを助けて、家に金メダルを持ち帰ることができれば、もちろん夢が叶うでしょう。」
シーガーはオリンピックで2つの銀メダル、ワールドカップで2つの銅メダルを獲得しています。 スウェーデンは女子ワールドカップに出場したことはないが、主要トーナメントではまだ優勝していない。
それは彼女にとって感情的な旅であり、決勝トーナメントに出場するまでに怪我から復帰したことについて話し合って涙を流した。 38歳のミッドフィールダーはふくらはぎの問題と闘っており、今年はクラブFCローゼンガルドでほとんどプレーしていない。
スウェーデンの監督ピーター・ゲルハルトソンは、たとえシーガーがプレーに適しているかどうかの保証がなかったとしても、彼女を選手名簿に選んだ。 シーガーは4月に行われたスウェーデン代表対ノルウェーの親善試合で後半途中出場したが、ふくらはぎの痛みを理由に直後に交代した。
「自分が戻っていると感じたとき、何かが起こって再び後戻りすることがありました。 時間は過ぎていくのです」と彼女は泣き始めた。 「これほど多くの試合を欠場することになるとは思ってもいなかったし、そんなことになるとは思っていなかった。 悪い時期だったね。」
一方、南アフリカは２度目の出場となる。 チームは2019年のグループ戦3戦全敗で、アルゼンチンとイタリアが含まれるグループ内では最下位チームとなった。
南アフリカも賃金をめぐる争いで選手たちが今月の親善試合をボイコットし、論争に巻き込まれているチームでもある。 南アフリカサッカー協会はこの試合に向けて13歳の選手を含む臨時チームを編成したが、ワールドカップ代表チームがスタンドで見守る中、0対5で敗れた。
選手たちは土曜日、給与紛争は解決し、ワールドカップに出場することに専念しておりストライキはしないと述べた。
