2023年7月22日土曜日、オーストラリアのブリスベンで行われたサッカー女子ワールドカップグループDのイングランド対ハイチ戦で先制ゴールを決めて喜ぶイングランドのジョージア・スタンウェイ選手（左）。
2023年7月23日 11時57分（日本時間）
ブリスベン、オーストラリア（AP通信）―土曜日の女子ワールドカップ初戦で、欧州王者はメルチー・デュモーネイのイングランド守備陣を突破する攻撃とカーリー・テウスの一連のアスレチックセーブでハイチのラインナップに1対0で勝利するために苦戦しなければならなかった。
世界ランキング4位のチームと、内戦で引き裂かれたハイチの、前触れもなく人材不足のランキング53位のチームとの差は、ハンドボールにあった。
29分にジョージア・スタンウェイがPKを取り返したことで、イングランドは勝ち点3を獲得するのに十分だった。これがイングランド監督サリーナ・ウィグマンにとってのグループD開幕戦の最大の目標だった。 しかし、それは怪我で疲弊した彼女のチームのいくつかの欠陥を露呈させた。
「ハイチは予測不可能で、非常に過渡期だった。 それが彼らが示したことだ」とウィグマン氏は語った。 「私たちはそれに苦労していました。
「勝利が最も重要だが、今はチャンスを終わらせるために最後のものが必要だ。」
イングランドは枠内シュート10本を含む19本のシュートを放った。 テウスはセーブを連発してハイチをこの争いに留め、スタンウェイの最初のペナルティの試みもVARレビューで侵入と判定される前に阻止し、イングランド代表ミッドフィールダーに2度目のチャンスを与え、これを左ポストの内側に叩き込んだ。
ハイチは主にフランスと米国に拠点を置く選手を集めており、混乱に陥っている国に明るいニュースをもたらしたいと考えていた。 彼らにとって、僅差での負けはある種の勝利とみなせるかもしれない。
ニコラ・デレピーヌ監督は「自分たちのパフォーマンスをとても誇りに思う」と語った。 「私たちは一生懸命取り組んできましたが、それは私たちにとって大きなテストでした。 私たちはイングランドに非常に近かったが、ピッチ上ではもっとできることが常にある。」
19歳のデュモルネイは定期的にイングランドのディフェンスを悩ませ、チャンスを作り出したが、ハイチは完全にフィニッシュすることができなかった。
試合終了間際に同点ゴールまであと数インチのところまで迫ったが、81分、途中出場のフォワード、ローズリーヌ・エロワサンとの至近距離での1対1でイングランド代表ゴールキーパー、メアリー・アープスが決定的な反射セーブを決めた。
「イングランド相手にあれをやれば、誰に対しても何でもできると言える」とデュモーネイ監督は語った。
デュモルネイはカウンターで脅威を感じたが、35分にエリア内からバイシクルキックを試みたが、右からのクロスに惜しくも繋がらず、最初のチャンスを逃した。
そしてハーフタイム直後、デュモーネイが強烈な右足シュートを放ち、アープスがセーブを余儀なくされた。
結局、違いを生んだのはハイチのバチェバ・ルイスの不可解な失策で、エリア内に飛び込む際に手を伸ばしてハンドボールのペナルティを科せられた。
それを除けば、史上最大の女子ワールドカップへの出場権を獲得した最後の3チームのうちの1つであるハイチの44,369人の観衆の前での印象的なデビュー戦となった。 そして、1年前に初のメジャータイトルを獲得してワールドカップ出場争いに躍り出たイングランドチームに対して、
ウェンブリーで開催された87,192人のファンの前で、ライオネスは2022年のユーロ決勝でドイツを2-1で破り、イングランドでは世界タイトル獲得への期待が高まった。 しかし、ユーロのトーナメント最優秀選手であるベス・ミードとリア・ウィリアムソンが前十字靭帯を負傷し、ウィグマンは交代を余儀なくされた。
ミリー・ブライトがキャプテンを引き継いだが、膝の重傷からの回復に数か月を費やし、今週フル出場を許可された。
イングランドは4月のファイナリズムでブラジルに勝利して以来、オープン戦でゴールを決めていないため、より洗練されたプレーを期待していただろう。
「今日まで長い積み重ねがあったが、一線を越えることができてちょっと嬉しいと思う」とスタンウェイは語った。 ハイチは「我々に問題を引き起こした。彼らはカウンター攻撃で脅威を与え、速くてフィジカルが強かった。 そして、確かに、彼らは私たちがおそらく本当に期待していなかった分野で私たちに挑戦しました。」
イングランド代表のアレッシア・ルッソは前線で先発出場し、チャンスを作ったが決めきれなかった。 時間間近に迫り、彼女は1分以内にテウスに2セーブを強要したが、ハイチはインスピレーションあふれるキャプテン、ネリリア・モンデジールが左足首の負傷の治療を受け、一時的に出場選手が10人となった。
64分にルッソが放ったヘディングシュートはテウスによってクロスバーの上に弾かれた。 その数分後、ブライトもクロスバーの上にシュートを放った。
ベンチからローレン・ジェームズとレイチェル・デイリーが加わったことで、残り30分間のイングランドの攻撃にエネルギーとエッジが加わったが、それ以上のゴールは生まれなかった。
両チームは金曜日に試合を再開し、イングランドはシドニーに移動してデンマークと対戦するためメンバー変更を行う可能性が高く、ハイチはアデレードで中国と対戦する。
