スマホ搭載のマイナ保険証への対応の実証実験を視察する福岡資麿厚生労働相=2025年7月2日午前11時59分、東京都目黒区の国立病院機構東京医療センター、足立菜摘撮影

 スマートフォンに搭載した「マイナ保険証」が、19日から一部の医療機関や薬局の受付で使えるようになる。対応できるところはまだわずかと見込まれる。利用者側はどのような準備が必要なのか。記者が試してみた。

 マイナンバーカードをスマホに搭載するには、「マイナポータル」のアプリを使う。スマホでアプリを起動し、案内に従って作業を進めた。スマホのカメラで本人確認を行い、マイナンバーカードの取得時に設定した4桁の暗証番号と6~16文字のパスワードを入力し、カードの読み取りを行う。新たな暗証番号の設定なども必要で、全ての作業にかかったのは5分ほどだった。

 政府が7月、東京都内の一部の医療機関で実証実験をした際には、暗証番号やパスワードが分からず、作業に手間取ったという声が多数寄せられた。分からなければ、自治体の窓口などで再設定が必要だ。

 マイナンバーカードを「マイ…

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