コロナ禍で経済危機が起きたスリランカで21日に実施された大統領選挙で、左派勢力・国民の力(NPP)を率いる野党候補のディサナヤカ氏の当選が22日夜に決まった。
物価上昇などで国民の負担が大きくなるなか、財政の健全化を進めてきた現職のウィクラマシンハ大統領は苦戦。低所得層向けの減税などを訴えたディサナヤカ氏に支持が集まったとみられる。
選挙管理委員会によると、38人が立候補。ディサナヤカ氏は約563万票を獲得。統一人民戦線(SJB)のプレマダサ党首が約436万票で続き、ウィクラマシンハ氏は約230万票にとどまった。
スリランカでは、有権者が投…