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セブン-イレブンのおにぎりの棚=2024年8月13日、東京都千代田区、井東礁撮影

 コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンは8日、おにぎり4品を最大で16円値上げすると発表した。のりの価格が上昇しているためだという。コンビニ各社では物流費や原材料の高騰などを受け、おにぎりや弁当の値上げが相次いでいる。

 セブンのおにぎりの値上げは15日から。「北海道産昆布」と「梅」は、16円値上げして税込み178円に、「炭火焼熟成紅しゃけ」と「具たっぷり辛子明太子(めんたいこ)」は、14円値上げして同213円になる。生産性の向上などに取り組んできたが、やむを得ず価格を見直すことになったという。

 同社は今年1月にもコメの価格上昇を受け、おにぎりや弁当などの米飯食品37品の値上げを発表。今回値上げの対象となるおにぎり4品も含まれており、例えば「北海道産昆布」は24円上げたばかりだった。

 コンビニ各社では、米飯食品の値上げが相次いでいる。

 コメの価格高騰を受け、ファミリーマートは2月に約50品目を平均7%、今月8日からは14品目を平均4.8%値上げした。おにぎりの「紅しゃけ」は2月に同180円から195円に、今月8日からは199円となっている。

 ローソンも物流費やコメ価格の高騰などにより、3月11日から一部米飯食品を順次、平均約9%値上げしている。

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