セブン&アイ・ホールディングスは、井阪隆一社長が近く退任する方向で最終調整に入った。後任には社外取締役のスティーブン・ヘイズ・デイカス氏をあてる方向だ。同社のトップに外国人が就くのは初めてとなる。 関係者への取材でわかった。セブンはカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから約7兆円規模での買収提案を受けている。経営トップを交代することで、単独経営を続けても、海外コンビニ事業の強化などで企業価値を高められると株主にアピールしたい考えとみられる。 井阪氏は2016年に社長に…