ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、ロシアが停戦合意の一環として、ウクライナ軍の同国東部からの撤退を求めていると明らかにした。「私たちは離れないし、離れられない」と語り、東部地域を自主的に明け渡す可能性を否定した。
欧米や現地のメディアが、15日に控える米ロ首脳会談を前にゼレンスキー氏がキーウで記者団に語った内容を伝えた。東部地域に関するロシアの要求は、プーチン大統領と面会したウィトコフ米特使から聞いたという。
ゼレンスキー氏は、ウクライナ軍が東部地域から撤退すれば、ロシアは同地域を新たな攻勢の足がかりにすると指摘。「第3次大戦が始まる」と述べ、危機感を示したという。
米ロ首脳会談で焦点になる可…